こまったなー、お金が・・・【お金に困る人】に共通する3つのこと
「金は天下の回り物」という言葉、聞いたことありますよね。
回ってるんだから、自分の所にも必ず来るはずです。
そう、実は来てるんです。
でも何故かお金に困っている人ってたくさんいます。
ではこの「お金に困る人」ですが、収入が少ない人に限ったことではなく、たくさん稼いでいて比較的収入が多い人の中にもいます。
逆に、収入はそれ程多くなくても「お金に困らない人」もいます。
親がお金持ちとか、特別なことも特にないですね。
ではこの違いはなんでしょうか?
考えたことありますか?
私はかなり前から考えてました。
自分の家(親)にお金がなかったからです。
私は仕事柄、多くの会社の方や個人の方とお金に関する話をすることがたいへん多いです。
また20年以上の税理士事務所経験から「お金に困る人」には3つの共通点があるということに気が付きました。
そう気が付いてしまったのです。
しかも、たったの3つです。
ということは、この3つさえ取り除くことが出来れば、お金には困らないというなんとも大胆な内容です。
今回はこれを紹介したいと思います。
「お金に困る」「お金に困らない」とは?
ではまずここで言う「お金に困る、困らない」ということを定義しましょう。
以下の通りとします。
- 収入の多い少ないは関係ない
- 「お金に困らない」とは、収入が増えるわけではない
- 「お金に困る」とは、イザという時、手元にお金が用意できない状況である
- どういう訳かお金が貯まらない
- 「お金に困らない」とは、お金持ちになるのとは違う
の5つとしたい思います。
不思議なことに、税理士やFPといった、いわゆる "お金のプロ" でもお金に困っている人はたくさんいますから、知識の問題ではないんですよね。
知識はあるにこしたことはないのですが、それ程重要ではありません。
それよりも、とにかく実践してみてること。
Just Do It が大切です。
共通点①・・・「お金がない」「貧乏だから」が口癖
「お金に困る人」がつい言ってしまうのが「お金がない」「貧乏だから」です。
頻繁に口にしてないですか?
この「お金がない」「貧乏だから」という言葉が、お金を遠ざけているのです。
”引き寄せの法則” をご存じの方も多いと思います。
基本的には、良い方向へ進むために使いますが、使い方を間違えると逆方向へ進んでしまいます。
その例が「お金がない」「貧乏だから」という言葉です。
「お金がない」「貧乏だから」という言葉を口にすることによって、自分は「お金がない」「貧乏になる」ことを望んでいると頭にインプットされます。
本当にお金がないこともあるでしょう。
でも絶対にこの「お金がない」「貧乏だから」という言葉を口にしてはいけません。
出来れば他のことに言い換えるようにしましょう。
ですが、本当に「お金がない」のに「お金はある」と言う必要はありません。
貧乏なのに「金持ちだから」という必要も当然ありません。
全くのウソですからね。
例えば、誰かに飲み会誘われたとしましょう。
「お金ないんだよね」とつい言ってしまいがちですが、そういった時は「今は生憎持ち合わせてない」「また今度、誘ってね」「次は行けるようにしとくよ」など、「お金がない」という言葉は避けるように心がけましょう。
また自分自身にも「お金には困らないようになる」「お金はなんとかなる」と暗示をかけるのもいいでしょう。
ただし、努力もしないでお金が入ってくることは稀ですから、お金を得るための行動は必要です。
収入が少ないのであれば、その状況から抜け出そうとする十分な努力はしてください。
共通点②・・・「無駄遣いしてない」と言う
もう一つ、「お金に困る人」から出る言葉が、「無駄遣いしてない」です。
しかし、この言葉を発する人は ”無駄遣いの達人” が多いのです。
「お金に困る人」の家にうかがうと、驚くほどにモノが多いのです。
その割に決まって「無駄遣いしてないのに・・・」と言われます。
「そうですかー」と聞いていますが、「これ、こんなに必要かなー」とか「使ってないんだろーなー」といったモノが目に付きます。
断捨離やミニマリストが流行っていますが、最初からその方々の真似をするのはハードルが高いと思います。
まずは、買い物をする時や支払いをする時に10秒考える習慣をつけるようにしましょう。
品物を手に取ったら、取り敢えず10秒、考えて必要だと思えば購入すれば良いと思います。
悩んだらとりあえず買うのをやめましょう。
ネット通販でも同じです。
購入確定ボタンを押す前に、「取り敢えず10秒考える」をおススメします。
思った以上に無駄なものを買っていたことに気が付くと思います。
おまけの効果として、家が、部屋が綺麗にスッキリ片付いたりすることもあります。
共通点③・・・使ったお金を把握してない
最後の共通点ですが、「お金に困る人」は自分が使ったお金を把握していません。
多くの人は入ってくるお金については、非常に良く把握しています。
「今月の給料手取り○○円だ」「今月の売上入金△△円だ」というのはほとんどの方が把握しています。
しかし、出て行くお金については把握していません。
入ってくるお金を把握することも当然大事なのですが、出て行くお金を把握することはもっと重要です。
しかも使うお金は入ってくるお金よりも、細かくなり、回数も多くなります。
頭で把握するのは不可能に近いのです。
例えば、1週間前に、何に、いくら、お金を使ったかを即答できますか?
何かしらの記録をしておかないと即答は出来ないでしょう。
そこで登場するのが、お小遣い帳や家計簿、デジタルならそれらのアプリです。
手書きなら毎日その日の終わりに、アプリならできればその都度記録して、記録上の残高と財布の中身があっているか確認しましょう。
これが馬鹿にならないのです。
いつでも使ったお金を確認することが出来ます。
一目瞭然です。
「あー、今月は使い過ぎちゃったなー」とか「あれ、こんなものにこんなにお金使ってたんだ」など新たな発見もできると思います。
お金の使い方を意識することで、無駄遣いもなくなり、有意義なお金の使い方が出来るようになります。
まとめ
以上、「お金に困る人」の3つの共通点を紹介しました。
実践することは
①「お金がない」「貧乏だから」と言わない。
②いつでも無駄遣いしてると意識して、お金を出す時は10秒考える。
③使ったお金を意識するために、家計簿やお小遣い帳を付ける。
のたった3つだけです。
ただし、収入を増やすためには別の努力が必要です。
これを実践しても収入が増えることは約束出来ません。
収入を増やしたかったら、一生懸命に働いてください。
しかし、お金に困ることは確実に少なくなって行きますし、実感出来るようになります。
これから日本は不景気に突入しそうな雰囲気です。
「お金に困る人」はドンドン増えて行くでしょう。
ぜひ今日から実践されることをお薦めします。
そして「お金に困らない」、心豊かな生活を送ろうではありませんか。