【エンディングノートは役に立たない?】生前に記録しておくのはこれだけで良し!5選
今や盛んに取り上げられる "終活" ですが、本当は何をしたらよいのかわからないことが多いのではないかと思います。
仕事柄、被相続人(亡くなられた方)と相続人(その遺族)にお会いした経験から「生前に記録しておくと残された方の負担が減るものを5個ピックアップしました。
何を記録すればよいのか
自分の預金口座が何処にあるか
〇〇銀行〇〇支店 普通預金口座 口座番号〇〇〇〇〇〇〇 と書いておけば良いです。
証券口座等もあったら書いておくとなお良いでしょう。
残高等を書く必要は全くありません。
「どこに預貯金があるのか」が重要です。
思った以上に預金先を判明させるのは大変な作業です。
借金やローンがどこにあるか
〇〇クレジット、△△ローン等と書いておくと良いでしょう。
これは出来れば未払い残高を書いておくと、なお良いでしょう。
財産よりも先に、借金を判明させておいた方が遺族のためになると思います。
どこの建物や土地を所有しているか
住所などを記録しておくとよいでしょう。
固定資産税の課税明細に書かれている住所を写しておけば大丈夫です。
他に自分以外の誰かと共有になっているものがあればそれも記録しておきましょう。
生命保険や火災保険の会社名
〇〇生命や××損保等と書いておけば良いでしょう。
連絡してほしい人の名前、連絡先(住所・電話番号)等
葬儀に呼んでほしい人、連絡だけすればよい人等も書いておくとなお良いでしょう。
内容が変わったらどうするの?
もし内容に変化があった場合で、あなた自身が元気であれば、
①契約、購入等をしたら書き込み
②無くなったら二重線で消す
これで十分です。
まとめ
エンディングノートの購入は自由ですが、わざわざ買わずとも大学ノート等、手持ちのノートで十分です。
「自分が亡くなった後で遺族が揉めないように」とか言う方が多いのですが、99%の確率で何らかも揉め事が起こります。
これは避けては通れません。
亡くなってしまえば、後は残された方々が勝手にやってくれます。
揉めようと何しようと、口も手も出ませんし、もうどうにも出来ません。
残された方々が一番困るのはどこに預金や借金があるのか、住んでいるところ以外に不動産は無いのか?保険には入っていたのか?等々を知らないことです。
多分、そういった話は避けて通ることが多いのでは?と思います。
遺言で「遺産を○○に相続させる」と書いても、その通りにはならない事が多いのです。
なによりも故人の通帳等を探し出す方が一仕事なるケースが多いのです。
誰にも教えなくても良いので、黙ってそっと書いておきましょう。
それが何よりの置土産だと思います。
もし相続等でわからないことがあった場合には、早めに弁護士や税理士に相談することをお薦めします。