結果【人生最大の危機】になってしまったという話
今週のお題「人生最大の危機」
十数年前の事になりますが、「直腸周囲膿瘍」という病気になりました。
直腸周囲膿瘍(肛門周囲膿瘍ともいう)とは、
肛門管内の小さな穴などから細菌が入って肛門・直腸周囲が化膿するもの(日本大腸肛門病学会より)
です。
簡単にいってしまうと "痔" の一種です。
これが私にとって「人生最大の危機」になりました。
たかが「痔」なんですが。
病気になった原因
きっかけは、風邪でした。
若干、お腹を下した状態で、数日間を過ごしておりました。
多分、37度台の熱もあったと思います。
時期は11月、税理士事務所にとって11月は5月の次に法人の申告が多い時期になります。
法人の申告期限は決算の2か月後、つまり、11月は9月決算法人の申告時期であるため、風邪程度では休めない程、忙しい状況でした。
今ではリモートワーク(税理士法ではグレー)等も駆使して、仕事が出来ますが、当時はそのようなシステムはありません。
やっと病院へ
肛門周辺やお腹に激痛が走る中、痛み止めを飲みながら、仕事を続け、なんとか9月決算法人の処理が終わりました。
しかし、とうとう12月1日、熱が42度を超えてしまったのです。
体温計が42度と表示されるのは、初めての経験でした。
救急車を呼ぼうか迷ったのですが、地域の緊急救急センターに電話し、夜間診療の当番病院へタクシーで行きました。
しかも最初に紹介された病院では、担当医師に
「これは肛門周囲炎だね。これは外科だから俺は診ないよ。うちは内科だからね。」
と言われ、外科の当番病院にまわされてしまいました。
その時、妻のお腹には長女がおり、しかも臨月近くです。
腹は立ちましたが、痛みの方が限界だったので、文句も言わずおとなしくしていました。
無事、外科の当番病院に到着しましたが、その日は、薬だけ処方され
「明日また来てください」
とのことでその日は帰ることになりました。
入院、そして手術へ
翌日、痛みがあまり治まらない状態で、再びその病院へ行きました。
当然のことながら、そのまま入院です。
CT検査を受けた結果、お腹の中には大量の膿が溜まっていることが判明しました。
内臓の一部が壊死しており、非常に危険な状況だったようで、翌日手術となりました。
一週間の入院後、しばらく通院して元気になりましたが、若干、今でも内蔵が壊死したことによる後遺症が残っています。
身体は大切にしないといけないということを痛感しました。
まとめ
「風邪は万病のもと」と昔から言いますが本当ですね。
仕事も大切ですが、身体はもっと大切です。
これからも体には十分配慮して生活して行きたいと思います。
これを読んだ皆さんも、風邪を馬鹿にしないで、よく休みましょう。
仕事より体の方が大切です。